World TB Day ~世界結核DAY~
皆さんこんにちは! さきめろです。
昨日、3月24日は『世界結核DAY』。ご存知でしたか?
かつては日本で長い間、死因の第一位を締めていた結核。世界では、年間300万人もの人が、結核によって命を奪われているそう。
3月24日は、ロベルト・コッホが結核菌の発見を学会に発表した日なんです。
今回のブログで結核を取り上げた理由は、わたし自身、結核を発病したことがあり、人ごとではないから。
フィリピンの結核感染状況
結核は世界の10大死因のひとつ。
結核による死亡者は、インドを筆頭にインドネシア、中国、フィリピン、パキスタン、ナイジェリア、南アフリカ共和国の7カ国で、全体の64%を占めるそうです。
なんと世界の総人口の約4分の1は、結核菌に潜伏感染していると言われています。結核菌に感染していても、発症するリスクは5%から15%。免疫力がちゃんとついている健康な人は発病しません。
結核を発病する最大の原因は、免疫力の低下。免疫力が低下することで発症リスクはものすごく高くなるんです。
フィリピン留学中に結核に感染
▲留学していた当時の私。デング熱にかかり、体重39キロ。
わたしが結核を発症したのは7年前、22歳のときです。フィリピン留学中のときでした。
結核と聞くと、肺の病気というイメージがありますが、わたしは腎臓でした。
当時、何度もUTI(尿路感染症)という感染症にかかり、血尿も出たりしていました。おかしいと思い大きな病院で検査したところ、尿の遺伝子検査から結核を発病していることが判明しました。
幸い、倦怠感はあったものの耐えられないほどのつらい症状はなく、薬を飲んで普段どおり生活できました。
結核は体内の菌が咳やくしゃみによって空中に飛び散ることによって空気感染します。わたしの場合は腎臓が侵されていたので、空気感染の心配はなく、ホッとした記憶があります。肺結核だと、日本では入院隔離するケースもあるようですね。
結核に感染し発病すると、どうしようもない孤独感に襲われます。友人や恋人に知れたらどうしようと思い、周りの友人や彼氏にも隠して生活していました。
免疫力を高めておくことが大切
▲留学当時利用していた大学の病院
わたしの場合、どこで結核菌を拾ったのかは分かりません。
でも、発病の明らかな原因は『免疫力の低下』です。
結核は多くの場合、体の抵抗力があれば追い出すことができます。免疫によって封じ込められて発病はしません。
フィリピンに留学していた当時、雨季にデング熱にかかり体重が30キロ台に。免疫がかなり低下していたために結核菌がむくむくと動き出し、発病しました。
身を持って免疫力の大切さを知り、今では免疫力を高めるために日頃からサプリメントをとり、水をたくさん飲むようにしています。体重も落ちすぎないように気をつけてきました(いまは太り過ぎ内容に気をつけていますが)
今ではフィリピン移住・留学のアドバイスもやっていますが、強調してアドバイスしているのは『体調管理』です。
日本では一度も病気したことないとか、自分は健康だからといっても、東南アジアには思いも寄らない病気にかかることがあります。わたしも、日本では風邪すら引かない人だったのに、フィリピンで一生分の病気にかかりました。
また、現地ではアルコール消毒と手洗いは必須です。アルコールは常に持ち歩くき、咳き込む人は避ける、握手をしたら洗う(気付かれないように)、外ではドアノブに触らないなど、忘れないようにしたいですね。
フィリピンに長期で留学するという方には、留学用の旅行保険に入っていくことをおすすめします。現地の病院で自己負担なく決済できる保険が安心です。
わたしは1年間の留学中に、2度入院し半年間の通院もしましたが、自己負担なくすべて保険でカバーされました。
今回は楽しくないテーマになってしまいました ^^;
わたしが経験したこと、後悔したこと、やっとけばよかったことをこれからも皆さんにお伝えしていきたいと思います。
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