今年ももう12月。
この時期、フィリピン中が楽しみにしているのはやっぱりクリスマス!
わたしの会社では毎年、ホテルの会場を予約して盛大にクリスマスパーティーが行われます。さらに部署ごと、チームメイトでもクリスマスパーティーが行われます。クリスマスパーティーのために会社から予算が支給されるので、12月はずーっとお祭り騒ぎです。
クリスマスそのものも楽しみですが、もう一つの楽しみが「13か月給与(13th Month Pay)」。聞いたことありますか?
今回のブログでは、この13月給与についてご紹介します。
クリスマスボーナス 13月給与(13th Month Pay)って?
フィリピンでは、クリスマスの前に必ずボーナスを社員に与えなければいけないという法律があり、これを『13か月給与(13th Month Pay)』と言います。これがいわゆるクリスマスボーナスです。
13か月給与の額は「1月1日から12月31日の1年間に支払われる基本給の12分の1の額」が最低ライン。会社はこれより低い額を社員に与えることはできません。
さらに、12月24日までに支払う義務があるので、13か月給与を貰って各家庭でクリスマスプレゼントを用意することができます(これ重要!)。
じゃあもし、年の途中で退職してしまった場合はどうなるのでしょう?
この場合、退職後のファイナルペイ(税金計算後の最終給与)と一緒に、案分した額がもらえるのでご安心ください。
13か月給与は基本給が大事!就職の際は気を付けよう
13か月給与を計算する『基本給』の額、給与の1か月分がもらえるというお話をしましたが、ここに罠があるんです。
13か月給与は、住宅手当、残業手当などの諸手当を除いた、基本給の額が計算の基礎になります。
日本人がフィリピンで現地採用される場合、多くの会社ではLanguage Premiumという言語手当がもらえます。これは日本語など英語以外の言語を話す社員に特別に支払われる手当なのですが、クリスマスボーナスを計算するベースには含まれません。
ということは、Language Premiumがもし給与の大部分を占めていたら、13か月給与はすごく少ない額になってしまうんです。
例えばある会社は、
Language Premium 70,000ペソ
こうなると、クリスマスボーナスは20,000ペソだけになっちゃうんですよね。
だから、フィリピンでお仕事を探すとき、給与の額面だけではなく『基本給』もきちんとチェックする必要があるんです。
基本給が高い方が、クリスマスボーナスがたくさんもらえます。
日本ではクリスマスボーナスが支給される会社はあるのでしょうか?
わたしは今まで、そのような会社を聞いたことがありませんが、もしそういった素敵な会社をご存知ならぜひ教えてください♪
皆さんも、素敵なクリスマスをお過ごしくださいね。